〈オーディション番組はなぜ活況!?〉ーその魅力に迫ります!

2021年06月07日

近年、オーディション番組が活況を呈しています。

■NiziU

NiziU公式Twitterより

2020年、一気にエンタメ界を賑わせた9人組のガールズグループ。

誰もが彼女達の存在を知ったのではないでしょうか?

彼女達を生み出したのは、そうー「オーディション番組」。

日本のソニーミュージックエンターテインメントと、韓国大手事務所JYPエンターテインメントによる、日韓共同事業『Nizi Project』オーディション番組から誕生したグループです。

オーディションの様子は、動画配信サービス「Hulu」でも独占配信されました。

朝の情報番組「スッキリ」とのコラボも話題となり、一躍お茶の間に名を知らしめた彼女達。

ヒット曲『Make you happy』のサビ部分である "縄跳びダンス" は、Tik TokやInstagramなどのSNS上でも大人気となりました。

実際に踊ってみた!という人もいるのではないでしょうか?

くしくもコロナ禍のステイホーム期間と重なった、という理由も相まって、より多くの人に広く注目を集めることとなりました。

近年のコロナ禍において、エンターテインメントの世界は大きな打撃を受けたことでしょう。

とりわけ音楽業界においては、コンサートの延期や中止、大規模イベントの自粛要請などで、受けた影響の規模は計り知れません。

そんな中で、多数の業界が注目しているのが「オーディション番組」とも言えるんです。

地上波のテレビ、ネット配信、ソーシャルメディア、レコード会社などが様々なコンテンツを組み合わせて発信することで、多数の業界が一つのプロジェクトで同時に盛り上がりを見せることができるのです。

幅広い世代に認知度を高めていくことにも繋がっていくでしょう。

 2021年にも次々とオーディション番組が誕生し、盛り上がりを見せています。

■『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』

PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 公式Twitterより

11人組のグローバルボーイズグループとして活躍している「JO1」を生み出した、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』のシーズン2。

韓国のCJ ENM、吉本興業、そしてTBSテレビが制作した公開オーディション番組です。

全国から集まった101名の練習生達が、トレーニングとテストを経て成長していく過程を描いています。

厳しい競争の中、デビューの夢を掴むことができるのは、国民プロデューサーによる投票で生き残った11人だけ

選考の模様は、毎週木曜夜9時からGYAO!が独占配信中です。

最終選考前の6月9日(水)まで、毎週水曜日の深夜に『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の特別番組も放送されています。

最終回の模様は、TBSで6月13日(日)午後2:00〜3:54に生放送が決定しています。

■『THE FIRST』

SKY-HI公式Twitterより

気グループAAAのアーティスト「SKY-HI」が、グローバルに活躍できるボーイズグループを作るため、自ら1億円を出資して主催している、注目のオーディション番組です。

アジアから世界へ新しい風を巻き起こし、音楽シーンのトップを目指す、という強い思いから『THE FIRST』と名付けられています。

「クリエイティブファースト、クオリティファースト、アーティシズムファースト」を掲げる同オーディション。

一次審査を通過した231人が、2次審査に進みます。3次審査、そして1か月の合宿の中で行われる4次審査へと進み、厳しいダンスや歌唱、グループ審査を経て、最終的には、5人のメンバーが選ばれる予定です。

新たなボーイズグループ誕生まで、どのようなドラマが生まれるのか必見ですね。

日本テレビ系列「スッキリ」にて放送されていて、完全版は「Hulu」で配信されています。

■『亜州超星団(ASIA SUPER YOUNG)』

日本オフィシャルサイト:https://www.asy-audition.com/

中国アリババ傘化の大手配信プラットフォーム「優酷(YOUKU)」が、アジア最大規模の多国籍オーディション番組を開催することが発表されました。

番組総合プロデューサーとして、中国で高い支持を集めているヒットメーカー、陸偉(リク・イ)氏の就任が決定しています。

中国きってのヒットメーカーが制作を手掛けることで、更に注目が集まっています。

アジア各国から最高のパフォーマーを選出し、エンタメ史上かつてないボーイズグループ結成を目指すオーディションプロジェクト。

中国、日本、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナムなどで配信予定。

それぞれの国の視聴者による投票で、メンバーが選出されます。

2021年末、オーディションを勝ち残ったメンバーで結成された、グローバルボーイズグループが誕生するでしょう!

メンバーは2022年から2年間限定で、アジア各国を中心に活動する予定のようです。

こうして見てみると、近年では男性グループのオーディションも活発になっています。

日本の芸能界において、ジャニーズ事務所の一強が崩れ始めていることが関係しているのかもしれません。

ジャニーズは、地上波テレビを中心として、日本のエンターテインメント業界の国内マーケットを半ば独占状態に置いていました。

しかし、ここ数年エンターテインメントを取り巻く環境は激変したと言っても過言ではありません。

スマートフォンの普及によりSNSが浸透し、YouTubeやNetflix、Amazon primeやHuluなど、多種多様なメディア環境の流通により、主戦場がもはや地上波ではなくなりました。

動画配信サービスを通して、グローバルに音楽を届けて活躍することが期待されています。

エンターテインメントのグローバル化は、今後さらに加速していくことでしょう。

視野を広げて、将来におけるエンタメ界に必要とされる人材を、オーディション番組によって発掘することが必要なのかもしれないですね。

とはいえオーディション番組は、最近になって始まったというわけでは決してありません。

日本においては、1971年に放送開始した『スター誕生!』がその始まりとも言えるでしょう。森昌子、桜田淳子、山口百恵らを輩出したことで有名です。

その後、1990年代には、小室哲哉やつんくなど有名プロデューサーが携わって大人気番組となった『ASAYAN』から、モーニング娘。らがデビューを果たしました。

これらの番組で共通していたのは、以前はデビューする人(グループ)の選択に大きな決定権を持っていたのが、芸能プロダクションやレコード会社であった、という点でしょう。

視聴者やファンが、審査に直接関わることはできませんでした。

その点が、近年のオーディション番組で大きく変化したところかもしれません。

視聴者がオーディションの合格者を決める、視聴者投票によるオーディションが、現在のトレンドとも言えます。

オーディションの出演者の中から、自分の"推し"をいち早く見つけて、投票したり、SNSの口コミで拡散していくーいわば視聴者が、タレントをプロデュースする時代。

そうしてデビュー前から成長を見守り続けることで、応援にもいっそう熱が入るのでしょう。

切磋琢磨して成長していく人間模様が見れるのも、オーディション番組の面白みのひとつです。

自分の"推し"が、過酷なミッションを乗り越えていく姿に、深く感動を覚えます。オーディション番組で見られる一人一人の成長の過程が、コロナ禍で悶々とするわたしたち視聴者の気持ちを、奮い立たせてくれるのかもしれません。

オーディション番組は、きっとまだまだ盛り上がりを見せてくれることでしょう。

今後も期待していきたいですね。

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