【中村倫也】有名になったきっかけは?

2021年06月11日

中村倫也(なかむら・ともや)さんは2005年デビューし、昨年15周年を迎えました。現在、ドラマや映画の主演を務めているほど大活躍しています。

演技力だけではなく、バラエティ番組に出演すると、トークも上手で面白く、人柄の良さが滲み出ています。中村倫也のプロフィールやどのように芸能活動に取り組んできたのかを紹介します。

■中村倫也さんのプロフィール

本名:中村友也

生年月日:1986年12月24日

出身地:東京都

血液型:A型

中村倫也さんは、東京都出身で兄と2人兄弟。学生時代はサッカー部で熱心に取り組んでいたそうです。

サッカー強豪校の高校に進学し、サッカー部に入部するも、部活内の競争が激しかったので「楽しくサッカーをしたい」と思い、1年生の頃に早く部活を辞めたといいます。

生き物が大好きで、家では古代魚のポリプテルスとハムスター2匹飼っているみたいです。

単独トークライブでは企画や構成、演出に加えて映像制作を行うという中村倫也さんです。

■中村倫也さんのデビューのきっかけは?

中村倫也さんの俳優を始めたきっかけはスカウトだったそうです。

高校1年生の頃、クラスメイトの知り合いが芸能プロダクションに勤めていて、その人が偶然にもクラス写真を見たときに、中村倫也さんを紹介してほしいという話の流れになりました。プロダクション関係者から中村倫也さんに電話があり、「芸能界に興味あるかな?」と聞かれたことがきっかけだったみたいです。この時は、大好きなサッカーを辞めていたので、軽い気持ちで芸能界に入ったそうです。

事務所が運営しているスクール「Artist☆Artist」に通って演技を学んでいましたが、高校時代は芸能界の仕事は無く、普通の高校生活を送っていたそうです。

2005年、映画「七人の弔」に出演し、渡辺いっけいさんの息子役・河原潤平として演じました。同年にテレビドラマ「H2~君といた日々~」に島オサム役として出演したことが俳優デビューの作品になります。

俳優デビューして半年で、NHK連続テレビ小説「風のハルカ」で神崎由紀夫役として出演し、順調に進んでいるようでしたが、その後は俳優として目立つ存在ではなく、苦い時代を過ごしてきました。

■デビューのエピソード

中村倫也さんは2005年に俳優デビューして話題の映画やドラマに出演しましたが、その後仕事の依頼が無い時期があったそうです。

原因は「オーディションで何もやらなかった」といいます。

俳優オーディションでは演技審査や自己紹介、経歴、特技を披露するなど様々なPRがありますが、中村倫也さんは演技だけ重点的置いて、他のPRは必要が無いと考えた結果、審査中に何もしなかったそうです。今になると「当時は生意気で尖っていた」と話しています。確かに、オーディション審査で何もしないと、意気込みが伝わらず、合格には至らないでしょう。

ドラマや映画の仕事が無かった時代は「需要がない」と考えていましたが、舞台で活動を行っていたので、そこが自分の居場所だと思っていたみたいです。

インタビューの中で「何度も俳優を辞めたくなった時期を乗り越えてきて、今では仕事が無かった時期の自分と向き合って、見直してきたところが人として体幹を築いたと感じています」と語られています。

関係者からも「ブレイクした後も、自分の足元を見て、調子に乗らない」というような評判が高く、今後の活躍も長らく期待できる俳優だといわれています。

■中村倫也さんがブレイクするまで

中村倫也さんがブレイクしたのは、2018年NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に出演し、話題となったことで俳優として世間中に名を知られました。

ブレイクまで13年かかり、遅咲きブレイク俳優と言われています。それまでも話題のドラマや映画、舞台に出演して演技力は高評価を得ていたそうですが、テレビではあまり目立ちませんでした。"俳優・中村倫也"の名前が広まったのは「半分、青い。」で重要なキャラクターの正人役を演じたことがきっかけです。

正人は子猫を肩に乗せて登場するシーンがあり、その姿のインパクトが強かったために視聴者は心に残ったストーリーだったと言われています。

この演出は中村倫也さんが考え、視聴者の心を一瞬で掴みたいとアイデアが起用されました。

下積み時代は、俳優の仕事が無い日に引っ越しのアルバイトをしていたそうです。また、先輩俳優の八嶋智人さんの家でご飯をご馳走してもらっていたことも話しています。

中村倫也さんが全然ブレイクできなくて荒れていた時代に、俳優のムロツヨシさんから「お前は何がしたいの?何になりたいの?」と聞かれた言葉が胸に響き、自分を見つめなおすきっかけになったエピソードがあります。中村倫也さんの人脈はとても良く、恵まれた環境で成長できたきっかけだったかもしれません。

その後、俳優の仕事は無かったですが、"俳優"として活躍するためにアルバイトを辞めました。その時にも支えてくれたのが、先輩俳優の人たちだったそうです。この決断によってブレイクになる原点になったと言われています。

本格的にブレイクした2018年に"ORICON NEWS 2018年ブレイク俳優 3位"にランクイン。"第5回Yahoo!検索大賞俳優部門にも選ばれています。

■ブレイク後の活動

2018年、「半分、青い。」に続いて、テレビ朝日系連続ドラマ「ホリデイラブ」に中村倫也さんは出演されました。妻の井筒里奈(松本まりかさん)への束縛欲が強いモラハラ夫・井筒渡を演じたことが話題になりまりました。

2019年、TBS系連続ドラマ「初めて恋をした日に読む話」に主人公・順子(深田恭子さん)の幼馴染でモテ男・山下一真を演じました。また、「凪のお暇」では自由気ままなモテ男・安良城ゴンを演じたことで、"胸キュン"シーンが多く、女性を中心に話題が広まりました。

2020年、日本テレビ系連続ドラマ「美食探偵明智五郎」で主演を務めました。その後も「水曜日が消えた」では一人7役を演じ、注目を浴びました。

"カメレオン俳優"と呼ばれるほど、どのキャラクターにもなりきることができる中村倫也さんの強みです。

下積み時代を長く経験してきたからこそ、中村倫也さんは様々な研究をして自分の魅力を出して才能を磨いてきたことに違いありません。

■まとめ

中村倫也さんは、2005年にはNHK連続テレビ小説で俳優デビューしたのにも関わらず、それ以降はどん底のような下積み時代を送ってきました。中村倫也さんはストイックに極めたかったために、演技に没頭していたため、オーディションでは失敗の繰り返しでした。しかし、先輩俳優のムロツヨシさんからの言葉が胸の奥に刺さり、自分を見直すきっかけができました。一体どのような俳優になりたいのか研究をしてきた結果、どのような作品でも対応できる俳優を目指して努力することが分かったそうです。

ブレイクできたことも、先輩俳優の人たちの支えが何より大きかったのかもしれません。

アルバイトを辞めて、俳優業を一本に絞り、周囲からのサポートから上り詰めたことがわかります。

中村倫也さんの人情味が良い人を呼び込み、さらにスキルが磨かれるセンスがあるように感じます。

これからの中村倫也さんの活躍がとても楽しみですね。

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