初心者が演技を上手にする方法・コツを紹介!俳優・女優を目指している方は、ぜひご参考に!!

2021年06月14日

「俳優になりたい」

「連ドラの主演女優になりたい」

「あの映画を見て心を奪われた」

女優・俳優はきらきらとしており、人々の心を魅了します。「女優・俳優に私もなりたい!」と憧れますよね。女優・俳優にはルックスやスタイルももちろん重要ですが、やはり演技力が

大切です。しかしいざ演技を学ぼうと思っても何をしたらいいのかわかりませんよね。

この記事では初心者だけど演技がうまくなりたいという人に向けて演技がうまくなるための方法・コツを解説します。

具体的には

・演技の基礎を固めよう

・意識するだけでぐっと演技が上手に見えるコツ

・演技は一夜漬けでできるものではなく、日々の積み重ね

の順に紹介します。これを読めば初心者でも演技が上手になる可能性が高いのでぜひ一読ください。

■演技の基礎をかためよう!

「初心者だからはやくレベルの高いことを学ばないと...」

そんな気持ちになってはいませんか。向上しようとする気持ちはとても素晴らしいことです。しかし、それで演技の基礎がおろそかになっては本末転倒。かえって遠回りになってしまいます。

早く成長するためにもまずは演技の基礎をしっかりと固めていきましょう

演技の基礎とは主に次の三つです

①発声

②表情

③表現

そのほかの演技の要素として台本の読解力や、演技の個性などもありますが、それは基礎ができてからのお話。まずは演技の基礎である発声、表情、表現について詳しく解説していきます

発声

演技において発声は最も重要と言ってもいいでしょう。なぜなら、そもそも相手に伝わらないと演技にならないから。例えば中学や高校の文化祭で演劇を見た経験はないでしょうか。

役者が一生懸命、演技しているのは伝わるけど

「声が届いていない」

「音は聞こえるけど聞き取りにくい」

なんてことありましたよね。そんな時、見ている側は物語に感情移入するどころか、むしろストレスを感じてしまいます。

また発声を伝える相手というのはなにも演技を見ている人だけではありません。一緒に演技している相手も同じです。演技というのは多くの場合、一人ではなく相手を伴うもの。みんなで作り上げる演技だからこそ、相手にも伝わる発声をしなければなりません。

具体的に必要なのは腹式呼吸法。胸で空気を吸うのではなくお腹を膨らませて呼吸する方法です。

練習法を説明します

①寝転がって、呼吸します。寝転がった時にしている呼吸が腹式呼吸です。この感覚を体にしみこませていきます。

②次は立った状態で腹式呼吸をします。

③次に「あー」と声を出しましょう

④「あー」という声がクリアになったらきちんとした発声ができているということです

発声というのは仕組みが分かったからといってすぐに身につくものではありません。日々の積み重ねを大切に毎日練習して行きましょう。

表情

表情も様々な情報を相手に伝えます。普段のコミュニケーションでも相手が言ったわけではないけど、顔を見て「この人緊張しているな」と思ったり、眉をひそめれば「不快なことしたかな?」と思ったりしますよね。

演技する場合はセリフを発声しながら体も動かし、表情も動かさなければなりません。これらのことを同時にするには普段から表情をつくる練習が必要です。

まずは鏡の前に立って喜怒哀楽を表情だけで表現してみましょう。意外に難しいことがわかるかと思います。日常生活でケンカして怒っているとき、テレビを見て笑っているときなど日常でどんな顔をしている認識していないからです。

また鏡で見るだけでなく、実際に動画を取ってみることも有効です。「この人喜んでるな」「これは泣いてるように見えないな」など自分を客観できます。

表現

最後は表現です。人間の言葉で伝わる情報は約7%しかないといわれています。つまり、それ以外の、その人の態度や体の動き、声の大きさなどから情報のほとんどを得ているということです。

それくらい表現というのは重要になります。表現を鍛えるには実際に映画やドラマをたくさん見ることが有効。しかしただたくさん見ればいいというわけではありません。

この演技から何かを学ぼうというつもりでみましょう。そして、その演技を自分でもできるように真似して練習します。

何かを学ぶには上手な人をまねるのが近道と昔から言われています。初めの段階ではうまい人を丸パクリする勢いでまねると一気に上達するでしょう。

■意識するだけでぐっと演技が上手に見えるコツ

基礎を練習することが一番の近道ですが、これを意識すれば演技が上手に見えるというポイントはたしかにあります。逆に言えばこれができていないと下手な演技に。ここでは演技が上手に見えるポイントを紹介します。

視線

視線を意識することで演技はぐっと上手に見えます。たかが目線と思うかもしれませんが、人は目線から多くの情報を読み取っているものです。

例えば目をそらせば「やましいことがあるのかな」と思いますし、目がうつろであれば「衝撃的な悲しいことがあったのかな」と思います。

また俳優の山田孝之さんは映画「闇金ウシジマくん」に出演した際、ティッシュを取るときは体をまず倒して、そのあとに手を伸ばし、最後にちらっとティッシュを見るというように、動作・視線の移し方まで役作りしたそうです。

それくらい演技において視線は重要です。

呼吸

呼吸も演技を上手にするポイントの一つです。人間は意外に呼吸を変化させています。

全力疾走した後、家でリラックスしているとき、子供が公園で遊んでいるとき、老人がベンチに座って桜を見ているとき、それぞれ呼吸は違います。

その人の状況や年齢によって人の鼓動や呼吸は違うのです。そしてそれを見てる人は無意識に情報を読み取ります。

「この役柄でこの状況だとどういう呼吸をするか」を意識してみるとぐっと演技が上手になるでしょう。

視線と呼吸は普段、自律神経によって無意識で行われている動作です。そのため、自覚的になるには訓練が必要です。

毎日練習するとともに、今後映画やドラマを見る際に、視線はどうか、呼吸はどうかという視点で見てみましょう。

■演技は一夜漬けでできるものではなく、日々の積み重ね

ここまで見てきたように、演技を上手になるためには普段、意識しないことを意識していく必要があります。それは一夜漬けではできません。毎日継続した人だけができるものです。

継続するためには演技を練習することを習慣化する必要があります。習慣化とは脳がある動作をすることを当たり前と処理するようになることです。そのためにはハードルを下げて毎日継続することが必要です。

  • どんなに眠くても、一分でいいから腹式呼吸を練習する
  • どんなに疲れていても、鏡の前に立って喜怒哀楽を作ってみる。
  • 調子のいい日には少し頑張る。

これらを積み重ねていくことで演技の練習が当たり前となり、練習しないことが気持ち悪い状態になっていくでしょう。

俳優・女優になりたいと思っていたけど「こんなにやることがたくさんあるのか」「毎日継続していくの大変そうだなあ」とやる気を失っている人もいるかもしれません。

しかし、それは周りの人間も同じ気持ちです。そして実際にこれらのことを継続できる人はほとんどいません。だったらこう考えてみてはどうでしょう。

「継続してがんばるだけで、ライバルは勝手に減っていく」

このように考えると、毎日継続して努力しようと思えるのではないでしょうか。

■まとめ

ここまで演技の初心者が演技を上手にする方法・コツを紹介してきました。ポイントをまとめます。

  • 早く成長するためには演技の基礎をしっかりと固めることが大切
  • 演技の基礎は発声・表情・表現の三つ
  • 呼吸と視線を意識すると演技が上手に見える
  • 演技は継続して練習することで上手になる

演技は人を楽しませ、感動を与えます。自分の目標、夢に向かって一歩踏み出してみてください。

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