舞台俳優・女優ってなに?

2021年05月15日

俳優や女優はドラマや映画に出演する職業だと思っていませんか?その中にも舞台でも活躍する舞台俳優と呼ばれる人もいます。

舞台やミュージカルなどを劇場や舞台で演技をする俳優・女優のことを舞台俳優・女優といいます。ドラマや映画に出演している俳優や女優は映像の中で演技をする映像俳優・女優と呼ばれています。

映像と舞台の大きな違いは、観客前で演出するか否かのところです。映像俳優は撮影した後、完成した作品となってテレビや映画で上映しますが、舞台俳優は観客の目の前で演技を行います。

そして、数日から約1か月間にかけて同じタイトルの舞台に立ち続けることになります。

映像俳優と舞台俳優は活躍する場所や、形が違います。

舞台俳優には何が必要か、どうすればなれるのかを紹介します。

■舞台俳優・女優になるためには

舞台俳優・女優になるには、まずは劇団に所属するためにオーディションを受けることです。

全国には、様々な個性を持った劇団があります。

その中でも目指している舞台俳優が所属している劇団や、自分の個性を活かせそうな劇団の中から募集しているオーディションに積極的に応募してみましょう。

劇団や時期によって募集要項が変わりますので、入所したい劇団の情報を常に確認しておきましょう。もし、ひとつの審査に通らなくても、数多く応募してみる行動力が大事です。

オーディションに合格すると、舞台に立つまでに下積みとして演技力を磨き、レッスンから始まります。

すぐに舞台で活躍することは難しいですが、努力と経験を積み重ねていくと舞台で活躍できるチャンスが来るので、諦めずに夢を追いかけていきましょう。

劇団に入ると即戦力が認められて抜擢されやすいので、すぐに役をもらえることができます。

劇団に所属するだけではなく、芸能事務所が運営している養成所などに入所してスキルアップする方法のひとつです。

養成所は終日ではなく、週に分けて演技のレッスンを受けられるところが多いので、社会人であっても、時間に余裕を持って演技力を磨いていくことが可能です。

基礎や、実戦で使える技術や演技について徹底的に学べて、さらに仲間が増えるので、志を高めることができるでしょう。

未経験で演技力がゼロの場合は、養成所で幅広く勉強してから、劇団のオーディションに応募することができます。

即戦力になるような技術は学びにくいところではありますが、基礎知識を学ぶためにはひとつの手段です。

■舞台俳優・女優に必要なことは?

舞台俳優・女優になるためには、高い演技力のスキルが必須です。映像俳優と違って、観客前で披露するので、一番後ろの観客まで演技を伝えられるように、顔表情だけではなく、体の動きによって高度な表現力が必要です。観客の心に響くようなダイナミックさが求められてきます。

具体的には、歌やダンスのスキルは大事です。幼少期から習っていると有利ですが、習っていなくても舞台に立てることもできます。学生や社会人など、幅広い年代の方が舞台活動をしています。

これから始めて努力すると、必ずダンスのスキルは身につきます。 舞台上で活躍するために、役になりきるための想像力や表現力も必要です。

観客の心に響く演技をするためには、本物の感情を表さなければなりません。

映画やドラマを観るときや、本を読むときなどイメージする習慣をつけておきましょう。この努力によって、数年後には大きく成長し、スキルが無い人と比較すると差は大きいでしょう。

努力することが何より必要な力なので、強い向上心を持つことが大切です。

習慣を作ると自然とできるようになります。 強い向上心を持って行うことで、役の個性を引き出すコツを掴みます。 もし、養成所や専門学校に通ってスキルを磨くことになると、資金と時間の確保が重要です。計画を立てて準備を整えなければ、舞台に立つことは難しいでしょう。

また、コミュニケーション能力や協調性が求められます。舞台は一人だけではできません。演出者以外にも演出家や監督、裏方のスタッフが数多い人と関わって一つの作品に仕上げることになるので、コミュニケーションは必要不可欠となります。劇団のメンバーとの意思疎通できるように日頃から意識的に行うことが大事です。

さらに、食事や睡眠など健康管理を徹底しておきましょう。体調を崩してしまうと、演出者やスタッフに多大な迷惑をかけてしまいます。

舞台俳優・女優には精神的に辛いことも多いので、メンタルケアをして心と体は安定的に健康に保ちましょう。

■年収を上げるためには?

若手俳優の中では、舞台俳優・女優一本で生活することを目標にしている人は多いでしょう。初めは安定した収入を稼ぐことは難しいですが、キャリアを重ねていくと舞台俳優として収入を上げることも可能です。

劇団員フリーで活躍する場合は、“集客力”が必要とされます。

劇団の場合、収益を生み出すためには、たくさんの観客にチケットを購入してもらわなければなりません。ファンが多いほど、俳優単価が高くなります。

フリーで活躍する場合も、集客力がある俳優に多くのオファーが来るので、その分収入も高くなります。

芸能事務所に所属している舞台俳優の場合も同様です。もし、芸能事務所に所属していると、舞台以外にテレビドラマ、映画、CMなどの仕事を紹介してもらえるチャンスが多いので、メディア出演で知名度を上げられ、舞台俳優の収入をさらに上げることも可能です。 例えばバラエティー番組に俳優・女優が出演し、公演する舞台の宣伝を行っているところをよく見かけます。視聴者は、好みの俳優・女優が出演していると「観たい」と思い、チケットを購入して舞台に観劇に行くので、宣伝効果によって収入も上がります。

■まとめ

どの方法で舞台俳優・女優になりたいのか、どの劇団に入団して舞台に立ちたいのかを考えて行動することが大切です。

まずは、気になった劇団や事務所のオーディションに応募して、受けてみましょう。 新人や若手の間は苦労することが多いですが、夢を叶えるためには努力を惜しまないことです。

目標の舞台俳優・女優を見つけて、自分も共演できるようなレベルになるまで諦めないで計画を立てて行いましょう。

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