“50億回”再生された中国アイドル番組!グローバルな人気に迫る

2021年06月11日

■大人気のネット配信番組「創造営2021」とは!?

世界中で今、オーディション番組が注目を集めています。その中でも、際立って注目されているのが中国のオーディション番組「創造営2021」です。

「創造営2021」は中国版ネットフリックスともいえる最強の動画配信サイト「テンセント・ビデオ」と「iQiyi」(アイチーイー)が莫大予算を注ぎ込んで制作したオーディション番組です。

「創造営2021」は韓国の公開オーディション番組「PRODUCE101」の中国版として2018年からスタートしました。当番組からこれまでにガールズグループの火箭少女101(ロケットガールズ101)、硬糖少女303(ボンボンガールズ303)、ボーイズグループのR1SEが誕生しました。

「創造営2021」は、2020年8月からオーディション、2021年1月から収録をスタートしてきました。そして2月から番組が配信され、全10話の再生数がなんと総計で50億回を突破しました。

すごい数字ですよね!!!

では、今回の「創造営2021」は、なぜこれほどまで話題になったのでしょうか。

■外国からの応募者で話題!

今回の「創造営2021」はシーズン4になりますが、今までより注目された大きな理由は、今年の「創造営2021」のテーマである「国際化」にあると思われています。中国からはもちろん、日本やロシア、タイなどの外国人留学生が参加しました。

90人からスタートした練習生のうち、日本人の練習生は17名で最多と言われています。

番組内では、合宿を3ヶ月間行い、人気投票などの選抜を経て最終的に11人のアイドルグループが生まれます。

もちろん放送は中国語です!中国人の練習生が、日本人の練習生とチームを組むこともあるのでコミュニケーションスキルも問われます。短い期間で歌とダンスを取得し、グループとして動きや音を揃えるというプレッシャーに直面します。

言葉の壁練習方針の違いにぶつかって1人1人がどのように対処していくか、言語の壁を超えて最終的に素晴らしいパフォーマンスを行えるかが、今回の「創造営2021」の最大の見所となっています。

■日本人練習生の人気がすごい!

「創造営2021」では際立って日本人練習生の人気が目立っていました。中国のファンには、日本人の印象を「ゆるい」「ソフト」「礼儀正しい」そして「かわいい」と好印象を持っているようです。

一般的にアイドルというと韓国のアイドルをイメージしますが、彼らは完璧でどこか隙がないイメージです。それに対して日本人のアイドルは、近づきやすく親しみやすいイメージがあるのでしょうか。

日本人練習生が多いことに伴って、2021年1月から日本語の字幕が表示されることになりました。日本語字幕の対応により、日本からの視聴者も確実に増加しています。

日本の視聴者の伸びがすごいと中国側もざわつくほどです。

日本の練習生を加えることで、日本からの視聴者の獲得にも繋がっているようです。

■「INTO1」メンバー日本人紹介

「創造営2021」はついに4月24日で最終回を迎え、11名のデビューメンバー「INTO1」(イントゥーワン)が選ばれました。

「INTO1」というグループ名ですが、インターナショナル・インターネットを表した「IN」、地球や融合を表した「O」、"ALL IN 1 "、"BE THE 1"などを表す「1」を組み合わせた名前です。

その11名は1位 劉宇(リュウ・ユ)、2位 サンタ、3位 力丸、4位 ミカ(米卡)、5位 高卿塵(Nine/ガオ・チンチェン)、6位 林墨(リン・モー)、7位 伯遠(ボー・ユエン)、8位 張嘉元(ジャン・ジャーユエン)、9位 尹浩宇(Patrick/イー・ハオユー)、10位 周柯宇(ジョウ・クーユー)11位 劉彰(AK/リュウ・ジャン)です。

なんと2位〜4位までの3名が日本人なんです。この順位からも日本人練習生の人気が分かりますね。

ここで、「INTO1」の日本人メンバーを紹介します。

SANTA(サンタ)

本名...宇野賛多(うのさんた)

生年月日...1998年3月11日

出身地...愛知県

血液型...A型

所属事務所...Avex

17歳の時にダンスで世界一になったこともある実力者。ストイックなところが強い。親戚に俳優の小栗旬さんがいる。

RIKIMARU (リキマル)

本名...近田力丸(ちかだりきまる)

生年月日...1993年11月2日

出身地...兵庫県

血液型...O型

所属事務所...Avex

SHINeeやBoA,NCT127などの振り付け師としても活躍している。英語やポルトガル語も堪能!優しく穏やかな人柄。

MIKA(ミカ

本名...橋爪ミカ(はしずめ みか)

生年月日...1998年12月21日

出身地...ハワイ

血液型...不明

所属事務所...Avex

日米のダブルでバイリンガル。16歳の頃までハワイで生活していた。凛々しい外見だが、歌声がとても美しくそのギャップにファンになる人も多い。

■サプライズがすごい!視聴率を上げる番組の工夫

「創造営2021」の第3話では特別ゲストの登場でスタジオを沸かせました。

木村拓哉さんの次女のKokiさんがリモートの形で番組に出演したのです。

司会者の紹介とともにKokiさんがスクリーンに映し出されると、スタジオからは練習生達の、「マジか」「木村拓哉の娘だ」という驚きの声も聞こえてきました。

Kokiさんは中国語で挨拶した後、英語や日本語でメッセージを送りました。

このKokiさんのリモートの出演はテンセント側からの強いオファーがあり、実現したということです。木村拓哉さん、Kokiさんは、中国でもとても有名なので視聴率を上げる要素にもなったと思われます。

そしてKokiさんのリモート出演によって中国人の視聴者だけでなく、日本人の視聴者を獲得しました。

しかし、Kokiさんに関するサプライズはこれで終わりではありません。

当番組のテーマ曲「Chuang to - gather , go!」の英語バージョンの作詞をKokiさんが担当していたことも明らかになりました。

テーマ極まで担当するなんてすごいですね!

また、英語バージョンの歌とダンスのパフォーマンスの担当は、K-popのSMエンターテインメントのf(x)の元メンバーで台湾系アメリカ人のエンバさんです。

とても豪華ですよね!

■日本でもトレンド入り!新感覚のオーディション番組

中国のオーディション番組「創造営2021」は、日本での注目度も、日を追うごとに増していっています。

そしてついに最終回の再生回数は、第1話と比べて310%も増加して、視聴者は105%と大幅なアップをしました。最終回を迎えた24日の夜には日本のTwitterでも「創造営2021」がトレンド入りを果たしました!

この例から、「創造営2021」のような国際的なオーディション番組が、視聴者の層を広げる事を証明しました。

インターナショナルなグループ「INTO1」が今後どんな活躍を見せてくれるのか楽しみです!

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