歌手でも俳優でも成功している芸能人。両立のきっかけやコツとは?

2021年06月19日

芸能界では、多彩な才能を発揮してマルチに活躍している芸能人がたくさんいます。

アイドルがドラマや映画に出演したり、お笑い芸人がコメンテーターをやったりと活躍の場を広げているのです。

その中でも、歌手でも俳優でも成功している芸能人に注目してみました。

■星野源

星野源さんは、1981年生まれ、埼玉県出身。歌手、俳優以外にも文筆家としても活躍しています。

星野さんが演劇やギターを、たしなむようになったのが中学時代。そして高校生のときに、松尾スズキさん主宰の劇団「大人計画」の舞台を鑑賞。

演劇にとても感銘を受けて、様々な劇団のオーディションを受けたり、ワークショップにも参加したりしていました。

その頃、インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」のリーダーも務めていましたが、芸能事務所「大人計画」に所属。

大人計画の舞台「ニンゲン御破算」に出演するようになり、映画やドラマなどの仕事も増えて、役者として名を馳せるようになります。

俳優業と並行して、バンドでの音楽活動も続けていましたが、だんだんとソロアーティストにも興味を持つようになってきたのです。

そんなある時、テレビ情報誌の企画で交流のあった細野晴臣さんから、思いがけない誘いがありました。

それは細野さんの音楽レーベルから「ソロアルバムを出してみないか」といわれたのです。

細野さんから背中を押され、1stアルバム「ばかのうた」をリリース。星野さんの音楽は想像以上に支持されて、2010年CDショップ大賞を受賞。

さらに翌年発売された2ndアルバム「エピソード」も2年連続で、CDショップ大賞を受賞したのです。

その後、2度のくも膜下出血に見舞われますが、休業期間を経て、2016年シングル「恋」が空前の大ヒット。

また「恋」の主題歌となったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で俳優としての地位を確立したのです。

まさに歌手としても俳優としても、大成功を収めました。その後の活躍ぶりは目を見張るものがあります。

さらに2021年に新垣結衣さんと結婚を発表。「逃げ恥婚」と大きな話題になりました。

多彩な才能を持つ星野源さんの活躍。これからも目が離せません。

■菅田将暉

菅田将暉さんは、1993年生まれ、大阪府出身。2008年のジュノン・スーパーボーイコンテストで、ファイナリストに選ばれたことがデビューのきっかけになります。

俳優デビューは2009年の「仮面ライダーW」。なんと当時まだ16才で、仮面ライダーの役では歴代最年少なのです。

仮面ライダーWでブレイクを果たすと、多くのドラマや映画に出演。主演男優賞など数々の賞を獲得し、日本を代表する俳優として活躍しています。

音楽関係では、小学校でピアノを習い、ドラマの役作りでギターを始めなるなど楽器をたしなんでいました。

その後、2017年に公開された映画「キセキ あの日のソビト」でグループとしてCDデビューを果たし、auのCMソング「見たこともない景色」でCDソロデビュー。

そして2019年に配信された、米津玄師さん作詞・作曲の「まちがいさがし」は、オリコンデジタルシングル週刊ランキングで1位を獲得。紅白歌合戦にも出場しました。

歌唱力・演技力ともに、才能と魅力に満ちあふれている菅田将暉さん。歌手として俳優としても躍進を続けるでしょう。

■北村匠海

北村匠海さんは、1997年生まれ、東京都出身。小学3年生のときにスカウトされ芸能活動を開始。子役としてモデルやテレビドラマにも出演。

2011年にダンスロックバンド「DISH//」のメンバーになり、リーダー、ボーカル、ギターを担当。2013年に4thシングルでメジャーデビューを果たしました。

俳優として2017年に「君の膵臓をたべたい」で浜辺美波とW主演。数々の新人賞を獲得して若手俳優として頭角を表します。

2020年「第62回輝く!日本レコード大賞」で「猫〜THE FIRST TAKE ver.」が優秀作品賞を受賞しました。

2021年YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で北村匠海ソロの「猫」を熱唱。

「THE FIRST TAKE」として初の1億万回再生を突破。アーティストとして広く認知されるようになったのです。

北村さんは、人目を引くビジュアルで幼少の頃から様々な芸能活動をしていました。DISH//の活動も長く、俳優としてボーカリストとして今後も注目されるでしょう。

■松下洸平

松下洸平さんは、1987年生まれ、東京都出身。2019年放送の朝ドラ「スカーレット」でヒロインの夫役を演じ、瞬く間にブレイクしました。

松下さんは母親が画家であったことから、幼少期から絵画をたしなみ美術系の高校に進学。

そして高校3年生の時に観た映画「天使にラブソングを2」に感銘を受けて、歌手になることを決意。反対する母親を説得して、高校卒業後は音楽系の専門学校に進学したのです。

2008年頃、自身が作詞・作曲した曲を歌いながら絵を描く「ペインティング・シンガーソングライター」としてライブ活動を行っていました。同年11月にはシングル「STAND UP!」でCDデビューを果たします。

その後は、音楽活動を一時休止して、ミュージカルや舞台で俳優活動を開始。2012年にはテレビドラマに初レギュラー出演。CMや映画など映像作品にも進出して活躍の場を広げていきます。

そのかたわら音楽活動も再開。2016年にはyoutubeで自身が制作した音楽映像を配信。また俳優としても舞台で数々の賞を獲得したのです。

そしてオーディションに合格して朝ドラ「スカーレット」に出演。繊細で透明感のある演技を披露して、人気俳優の仲間入りを果たしました。

2020年、東京と大阪でソロライブを開催。2021年には「ぐるぐるナインティナイン」にもレギュラー出演。バラエティ番組でも柔軟に対応して多才な一面を見せています。

そして2021年の夏、ビクターエンタテインメントから新曲をリリースすることが決定したのです。

松下さんは、歌手志望で芸能界入りしました。舞台やミュージカルでキャリアを積み、ドラマや映画で俳優としての地位を確立。今後は歌手として俳優として大いに活躍が期待されます。

■福山雅治

福山雅治さんは、1969年生まれ、長崎県出身。福山さんは日本を代表するシンガーソングライター兼俳優といっても過言ではないでょう。

1988年、オーディションに合格して19才で映画デビューしました。1990年にシングル「追憶の雨の中」で歌手デビュー。

1993年に大ヒットドラマ「ひとつ屋根の下」での出演とシングル「MELODY」のヒットで紅白歌合戦にも初出場を果たしたのです。

その後もミリオンセラーを連発。2000年にはシングル「桜坂」で220万枚を越える大ヒットを記録。俳優としても、多くのドラマや映画で主演。2010年には大河ドラマ「龍馬伝」で主演を務め人気を不動のものとします。

端正なルックスに、甘い歌声で魅了し続ける福山雅治さん。これからもマルチな才能で楽しませてくれるでしょう。

■歌手・俳優として成功するには?

歌手・俳優として成功している人の共通点として「ブレない路線」「ストイックさ」「表現力」などがあります。

福山さんはイケメン路線、星野さんは親しみやすさで、楽曲と演技に違和感がなく、同じイメージで成功しています。

菅田将暉さんは、歌でも俳優でもストイックに取り組み妥協がありません。松下さんは絵画やミュージカルなどで培われた表現力が、歌や演技に活かされています。

他にも「器用さ」さも重要です。ただでさえ多忙の中、俳優と音楽活動の両立は並大抵のものではありません。

そして、歌手としても俳優としても成功するには、存在感やオーラといった魅力も必要なのです。

■まとめ

歌手・俳優として成功している人は芸能人の中でも、ほんの一握りといえます。

ファンに期待に応え、歌手でも俳優でも高いレベルで表現力しているのです。そのためには妥協のないストイックな姿勢と、不断の努力も必要不可欠。

その積み重ねは、圧倒的な存在感とオーラが生まれ、見るものを魅了し続けるのです。

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