芸能オーディションもオンラインに しかし「最終的には対面」のワケ
2021年06月22日
いまや、企業が採用面接をWebなのは当たり前だが、エンタメ業界もオーディションもやり方を変えなければいけない事態に陥っている。
新型コロナウイルス感染拡大によって大打撃を受けたエンタメ業界。オーディション応募者も、自粛ムードの高まりを受けて減少したのではないかと思いきや、「意外と減らなかった」と関係者は口を揃える。中には、「過去最高の応募数となった」と語る事務所もある。
コロナ禍、なぜ応募数が増えたのか?関係者はこう分析する。
「学生など行動が制限される状況が続いています。そういったなかで、何かを始めたいという欲求が高まった人が多いと聞きます。オーディション応募はその選択肢の1つになっているのかもしれません」。
自宅で受けるため、事前に家族で画面の作り方を研究して審査に臨む人も多く、受け答えも含めてリラックスして個性をアピールできるというのは、オンライン面接ならではだ。しかし、「やはり最終的には対面で審査を行う必要がある」という。
「やはり契約に至るには実際お会いしないと決められません。オンラインでの審査はあくまで途中段階までしかできないかなと考えています」と関係者は語ります。
今後は、途中段階までの面接はオンラインで効率的に行い、最終面接は対面でというケースが増えていくに違いない。オンライン面接は応募者側にとっても利便性が高いだけに、新たな才能の発掘につながる可能性も秘めている。
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