Mr.Children29周年!その変わらない人気の秘訣とは?
Mr.Childrenは、2021年5月10日になんと活動29周年を迎えました。Mr.Childrenは、「ミスチル」との愛称で、数多くの名曲を世の中に送り出してきました。若い世代でも知らない人はいないのではないでしょうか?
今回は、今でもなお人気を維持し続けるMr.Childrenの音楽の魅力を紹介します。
■Mr.Childrenのメンバーと名前の由来は?
Mr.Childrenは桜井和寿さん、田原健一さん、中川敬輔さん、鈴木英哉さんの4人で構成されているロックバンドグループです。「国民的バンド」「モンスターバンド」とも呼ばれ、数多くのヒット曲を世の中に送り出してきました。
Mr.Childrenの曲のほとんどを桜井さんが作詞・作曲されています。
鈴木さんを除く3人は元々「THE WALLS」というバンド名で音楽活動をしていました。その後、正式に鈴木さん加わることになり、名前を変えようということになりました。
「Mr.Children」という名前を選んだのは、「Children」という響きが4人とも気に入ったからだそうです。また、大人になってからも違和感なく活動するために「Mr.」という相反する言葉をつけたのだとか。
響きが良く、誰でも覚えられるバンド名です。また4人全員が、一緒に考えて気に入ったというエピソードも素敵ですよね。
■色褪せない!Mr.Childrenの最大の魅力は歌詞!
Mr.Childrenは1992年5月10にミニアルバム「EVERYTHING」でメジャーデビューしました。翌年1993年発売の「CROSS ROAD」でミリオンセラーを達成しました。
その後も「Tomorrow never knows」「innocent world」「HANABI」「終わりなき旅」など数々のヒット曲生み出しました。
一度聞いたら耳に残るメロディーもさることながら、Mr.Childrenの音楽の最大の魅力は歌詞にあるといっても過言ではないでしょう。
悲しい時や、失恋した時、胸を熱くしたり、感動した時に言い表せない「言葉」が誰しもあります。Mr.Childrenの曲には、聞く人の「言葉」を代弁する力があるのです。
決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
Mr.Childrenの「HANABI」より
この歌詞はドラマ「コードブルー」で有名になったHANABIの一部です。
この曲の中で言われている「花火」には2通りの解釈があります。
1つは夢や理想など手の届かないように思えるもの。
もう1つは、歌詞の他の部分に出てくる「君」という存在です。
2通りの解釈ができるので、「HANABI」は目標に向けて努力している人にも恋している人にも、ピッタリな曲です。
リスナーによっては、同じ曲でも全く異なって捉えられるのです。
様々な解釈で楽しめる歌詞は、Mr.Childrenの魅力の1つと言えるでしょう。
■Mr.Children伝説の台湾公演がYouTubeで無料配信!
現在「Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸 In TAIPEI」のライブ映像が全編YouTube公式チャンネルで公開中です。
このライブは、Mr.Childrenにとって初の海外単独公演で、2019年2月1日、2日に開催されました。
ツアーの1部はDVD&Blu-rayに収録されていますが、全編の映像化はなんとこれが初めてなんです!ファンの方は必見ですよ。
コロナ禍でまだまだ自由にライブに行けない状況が続きますが、貴重なライブ映像を見て、少しでもライブ気分を味わってみてはいかがでしょうか。
期間限定の公開で5月31日までとなっています。お見逃しなく!
■B'z稲葉浩志×Mr.Children桜井和寿の奇跡の対談が実現
この対談はB'zの稲葉浩志さんが、公式サイト「en-zine」で著名人との対談企画の第6弾です。今回は、Mr.Children桜井和寿さんをゲストに迎えて、「歌うこと」をテーマに語り合っています。
ビッグアーティストのお二人が、本業である「歌」について語られます。稲葉さんは、「今だからこそ、じっくり話してみたい」という思いがあったそうです。
お二人ともメインボーカルですし、B'zはデビュー33年で、Mr.Childrenは29年と活動年数も近いことから共通点も多そうですね。
歌手として心がけていること、喉のケア、お互いの印象など70分以上の尽きないエピソードがYouTubeで視聴することが出来ます。
■覚悟を決めて歩んだアーティストの道
少し遡りますが、2020年11月30日放送の「News Zero」ではMr.Childrenの桜井和寿さんと番組キャスターの櫻井翔さんとのサクライ対談が実現しました。
その対談の中では、コロナ禍でのアーティストとしての不安や迷い、後輩アーティストに対する思いを述べておられました。
「コロナ禍でどうお過ごしになられたのか?」というインタビューの答えとして、「何かアクションを起こす気にもなれないし、ひたすら迷っていた。出口が見えないのにアウトプットをどこに設定していいか分からないので」と率直に答えておられました。
またその後に、「僕らが動けないのはしょうがないと思うし、その覚悟を持って音楽の道を選んだから」と述べておられました。
サラッと述べておられましたが、とても重みのある言葉ですよね。
29年という、長いアーティスト活動を通して語れる言葉だと感じました。
覚悟を決めて選んだMr.Childrenとしてのこれからの活躍を応援したいですね。
■今の時代にも相応しい!心に響くメッセージ
日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP」は番組のテーマ曲として2020年3月30日からMr.Childrenの「The song of praise」を使用しています。
Mr.Childrenの桜井和寿さんは、同曲について「やり場のない悲しみを、先の見えない不安を、思うように動かない現実を、誰かのせいにするのではなく批判するのではなく、自分を、誰かを、何かを、讃えようとする歌です。今を生きる自分たちを、互いに讃え合えるように願っています。」とコメントしています。
「The song of praise」はコロナ禍に生きる現代の私たちへの応援歌です。先の見えない今という日々を生きる、私たちに向けたメッセージともいえる曲なのです。
まさに今の時代に相応しい楽曲ではないでしょうか。
Mr.Childrenは、来年にはデビュー30年という大きな節目を迎えます。
今は、音楽活動も制限されていますが、動画配信イベントなども期待したいですね。Mr.Childrenはこれからも私たちの心に響く音楽を届けてくれることでしょう。