【経験談!】映画オーディションで披露すると合格が近づく特技

2020年03月25日

役者になりたい、ドラマや映画に出演したい、そのような夢を叶えるためにはオーディションを受けて合格することが近道です。

けれども「これといってアピール可能な特技なんてないし、何にしよう」と悩んでしまう人はいるかもしれません。

多くのオーディションでは、特技を披露する審査はめずらしくなく、履歴書に書く項目の一つにもなっています。

特技がないと合格はできないものなのでしょうか。

ここでは特技の意味や必要性とあわせて、オーディションではどういった特技を披露すればいいのかを紹介します。

そもそも特技とは何を指すのか?特技は、オーディションの本番で披露するだけでなく、履歴書の段階で記入する事が基本になっています。

では、特技とは一体何を指すのでしょう。

何かの資格を持っている事が特技になるのでしょうか。

役者志望の特技なら、「ふつうの人には大抵できない事」「見た人が驚くようなスゴい技」など大げさな印象を抱きがちです。

けれども、特技に資格は求められませんし、こうでなければならないといった決まりもないのです。

楽器やダンスなどを特技とするケースでも、レッスンを受けているかどうかは重要視されない事が大半です。

「特技」という言葉の強さにとらわれず、優れている事や長所など、自分の手の届く範囲のハードルとして腹積もりしてよいでしょう。

したがって、履歴書の特技欄には、資格がなくても自らが得意と思う事を特技として書けばよいのです。

しかし、優れているような事を率直に記述する事は賢明ではないのです。

一例を挙げれば、「歌が優れています」と記述するよりも「自分の歌声で人を笑顔にさせる事ができます」と記述する事で、査定員の印象はぐっと変わってくるでしょう。

優れているような事を、特別な「特技」としてアピールすることが記入の着眼点となります。

オーディションの本番で披露する特技も、スゴい事をしなければ合格できないわけではないのです。

芋版を彫ったり、尻文字を描いたり、ユニークな事を披露して合格し、有名になっている女優もいます。

特技の披露は、自分の個性を見せる事、査定員に強い印象を残す事がなによりも大事なのです。

芸能界デビューオーディションで特技を披露する理由

オーディションで特技が求められるのは、適度の要因があります。

査定員の目は、特技の中身よりもその特技をどうやって身につけたかに注目します。

そもそもオーディションは特技そのものを評価する場ではありません。

スポーツにしろ芸術にしろ、カテゴリーにかかわらず特技という目標にそれに対しどんな感じで努力してきたかが問われます。

なぜなら、特技としてアピールするだけの意気込みやそのプロセスこそが、今後も努力可能な人物かどうかの決断となるからです。

他にも、特技は演技に通じるところもあります。

努力して学習した特技は、その人の演技の基盤になると見なされるでしょう。

特技の中身やカテゴリーによっては、今後の芸能活動に活かせるものもあるため、売り出す方向性もしぼりやすくなります。

実際に楽器演奏やダンスなどの特技を生かして、ドラマや映画で活躍している著名人は少なくないのです。

オーディションで特技を披露する理由は、特技というフィルターを通してその人物を多面的に評価するためなのです。

芸能という専門は、煌びやかに見えても決してなまやさしい世界ではないのです。

厳しい環境の中でも前向きに努力し続けられる人物かどうか。

オーディションでその評価を得るためには、どのような特技でも前向きに披露する姿勢が重要といえます。

どんな特技を披露するとウケがよいかどんなに素晴らしい特技でも、オーディションでウケがよくなければ合格の望みは薄くなります。

特技の中身にかかわらず、ウケをよくするためには何が必須なのでしょうか。

オーディションに来ているのは自分一人ではなく、何人もが併せて審査される事を理解して臨む事です。

それにより、他の人と特技の中身がかぶる事も考えられます。

だれもが優れているとする一般的な特技を披露する時は、自身らしいひねりを加える必要があるでしょう。

例えば、多くの人が優れているカテゴリーをダンスの場合とすると、芸能のエキスパートである査定員の目は肥えており、どこかで見たことのあるようなダンスだと印象に残りません。

緩急をつけたキレ、間のとりかた、激しいモーションなど、自身なりにアレンジしたダンスなら見る側に意外なインパクトを与えるでしょう。

なお、オーディションで好まれる特技は、一度見ただけで把握可能な簡潔さです。

複雑で時間がかかってしまうものより、短時間でわかりやすいものが印象に残ります。

わかりやすさでいえば、ものまねというジャンルがありますが、披露する時はセールスポイントの選択に配慮が必要です。

認知度の低い人のものまねでは共感を得られないばかりか、場がしらける事もあり、マイナスの印象を与えかねません。

いずれにしても小声や小さな動きではなく、堂々とふるまうと好感を持たれやすくなります。

披露する特技の中に「自分らしさ」をモノにする事が、ウケをよくする着眼点といえるでしょう。

特技を披露するうえで注意したい事

オーディションで特技を披露する場合に、用心すべき点が何個かあります。

まず、履歴書に記入する段階で、嘘を記述する事は絶対に禁物です。

できない特技を書いたり誇張したりしない事。

嘘を書いてしまうと実のところにオーディションで見せることができません。

査定員の印象が悪くなるばかりか、できない事を書いた事で人間性も疑われるでしょう。

人物評価に重きを置くオーディションでは、とても大きなマイナス要点になります。

派手なものでなくても、自身の可能な特技を正直に記入するようにしましょう。

第二に、本番では規定の時間内で終わることが肝心です。

特技を開始する準備に手間取ったり、時間が押してしまったりしないよう注意しましょう。

時間が必要になるとオーディションのスムーズな進行を妨げる事にもなり、これもマイナス要因といえます。

さらに、専門の衣装やアクセサリーを使用する場合、大がかりなセットや会場を汚してしまうものは持ち込まない事です。

必然的に必要な事例は、規定の時間も併せて前もって主催者に見定めしておくようにしましょう。

特技がないと合格はできない?

では、特技がないと合格はできないのでしょうか。

結論からいうと、決してそのような事はないのです。

言うまでもなく特技はあるに越したことはないのですが、それが合否を大きく左右するものではないということです。

特技を披露できなかった人でもオーディションに合格し、役者やモデルとして活躍している人は見受けられます。

合否で必須な極意は、審査する側が求める人物像の資質を持っているかどうかという事です。

特技の悩みを抱えたまま、肝心な演技力が発揮できず、やはりチャンスを逃してしまっては本末転倒といえるでしょう。

オーディションの目的は、特技を披露することではなく、自らの独自性や魅力を見てもらう事です。

特技の事をあれこれ思い描くより、初めに演技力をしっかり身につけ、自信を持ってオーディションに挑むべきです。

特技がなくても合格可能な可能性があるなら、ネガティブな心境になる必須はないのです。

なりたい自身の未来を思い描きながら、前向きに、自身の力を出し切りましょう。

オーディションの目的を見失わない事

オーディションにおいて優先すべきは、自らの個性や自分らしさをアピールする事です。

特技を披露することは、断っておきますがその人を評価するための手段の一つにすぎません。

価値があるのはオーディションの通常の目的を見失わない事。

それ故に、専門家に相談して持ち味が生きる演技力を着用する事が賢明といえます。

自らのオリジナリティーとは何か、長所はどこか、それをいかにアピールするかを意識する事が合格へのスタートです。

その歩みを着実に前へ進めるためにも、芸能界に精通した芸能スクールでレッスンを受ける事が得策といえるでしょう。