芸能人の下積み時代は何をすべきか?|映画オーディション

2020年05月13日

現在様々な職業がある中、芸能人が働く芸能界は非常に華やかです。その為そんな華やかな世界に憧れる人も多くいらっしゃるのではないでしょうか?しかし現在活躍している多くの有名な芸能人たちも、最初から華やかな舞台で大きく活躍していたわけではありません。 もちろん期間は人によりますが、中には何年もの長い下積み時代を経験していたり、数え切れないほどのオーディションを受けてようやく認められ、やっと仕事を依頼されるようになったというケースの芸能人も多くいます。 そこで、芸能人として活躍するためにどのぐらいの下積み期間を経験するのが一般的なのか?下積み期間のうちにしておくべき事、下積み期間を短くするにはどうしたらいいのか?についてご紹介します。

目次

芸能人の下積み期間って?

芸能人と言っても、最初から仕事のオファーが来るのを待っているだけで活躍できるようになるわけではありません。芸能プロダクションに所属できた場合でも、既に同じ事務所に入っている同年代の人たちが芸能人として活躍しています。 その為限られた枠をオーディションに合格して勝ち取り、世間に名前が知られるようになるためには、どうしてもある程度の下積み期間が必要になってきます。
しかし、中にはデビューしてすぐにドラマや映画、CMにキャスティングされ、下積み期間を経験することなく有名になれる人もいます。すぐに有名になった芸能人は、その前に数十万人、数千人といった規模のオーディションを勝ち抜いていて、芸能プロダクションが社運をかけて売り出した人材であり、ほとんどの人は、まず劇団や芸能プロダクションに所属する際にもオーディションを受けなければなりません。その為すぐに仕事のオファーが来るわけではないので、役名も付かないような小さな役をこなすことから、徐々にキャリアを積んでいきます。

今は売れっ子の芸能人も下積みを経験している人は多くいます。 テレビやCMでは20代の女優や俳優、ミュージシャンといった芸能人が数多く出演していますが、その多くの芸能人は子供の頃、もしくは学生時代にデビューしている事がほとんどで、既にある程度の下積み時代を経験してきている人達ばかりです。
おそらく20代で活躍している芸能人を見ると、デビューしてすぐに成功を収めているんだろうな、という印象を抱く人も多くいますが、実際にはたくさんのオーディションを受け、定期的にレッスンを受講して技術を磨いていくなどの多くの努力をしています。何度もオーディションに落ちてしまい悔しい思いをしたり諦めたいと思いながら、それでも乗り越えて成功できたといった人ももちろんいます。

芸能人として売れるまでは仕事の掛け持ちをしなくてはならない事もあります。 芸能人としてのお仕事を依頼されても、更に他でアルバイトをしなければ生活できない、という時期もあります。芸能関係のお仕事が増えていくと、「芸能人になれた」と感じてしまいますが、そのギャラの金額が数千円~数万円ほどであり、実は時給に換算してしまうと一般的なアルバイトよりも安かったといったケースもあります。そのためにお仕事が入るようになっても、人気が出て活躍できるようになるまでは芸能関係の仕事のみで生活する事はとても厳しいのです。

下積み期間にしておくべき事

芸能人が下積み時代にすべきことは、大きく分けて2つあります。

1つ目は、エキストラです。
芸能人の卵として芸能界入りした後、入ってくる小さな仕事をこなしていくだけでは生活費を稼ぐ事ができません。その為最初は自分が望まない仕事であっても引き受けている人は多くいます。なのでもし俳優や女優を目指す場合には、セリフがなかったり役名もついていなかったりする仕事がきたとしても引き受ける必要があります。 まずはエキストラとして映画やドラマ、CMに出演し、少しずつ実績を積んでいくといった方法が有効になってきます。芸能プロダクションに所属したばかりの段階であると十分な演技ができずに監督やマネージャー、先輩の俳優から細かいアドバイスや厳しい指導をされることもありますが、撮影に参加できること、セリフがなくても動きで演技ができるということはとても貴重な経験になります。厳しくても指導をしてもらえることはメリットだと捉え、まずはエキストラとして撮影に参加しましょう。

2つ目は、アルバイトです。
有名芸能人になると、一般の人とは比べられないほどの年収を稼いでいるというケースが多いですが、有名になるまでは芸能関係の仕事だけでは生活費がまかなえず生活できないことが一般的です。その為最初は芸能人として活躍することを目標にしながら同時にアルバイトをしている人が多いです。
しかし、芸能人が下積み時代にするべきアルバイトは何を選ぶべきなのか?選ぶ時のポイントは?それは芸能関係の仕事やオーディションに影響しないような仕事であるかどうかです。
例えば、曜日や時間が固定されているアルバイトの場合、急遽オーディションが入ったり撮影スケジュールが変更になってしまった時に、予定が調整できない可能性が高いです。 芸能人として活躍できるようになるまでの下積みの間にすることであるため、する上で上手く両立できるかどうかを最も重要視する必要があります。なので下積み時代には、1日の単発のアルバイトや在宅でできるアルバイト内職などなるべく縛られすぎないアルバイトを選ぶのがオススメです。あるいは飲食店などでも芸能活動に理解のある経営者などと巡り合える可能性もあるので、そちらを探してみるのもいいかもしれません。。

下積み期間の過ごし方

下積みの中で、エキストラやアルバイトの合間にいくつもオーディションを受け続け、役を掴まなくてはいけません。しかし自分が芸能人として活躍していくために1番大切な事は、俳優であれば演技、ミュージシャンであれば歌の技術や演奏のスキルを向上させるための場所を作ることです。そのために大切な2つの事があります。

1つ目は、現在の能力が低下するのを防ぐこと
芸能人として活躍するために必要な演技や歌、演奏といった能力は、常に磨き続けていかなければどんどん低下していってしまいます。20代のうちに自分の能力を更に向上させていく努力を止めてしまった場合には、もし30代や40代になってから芸能人として活躍できるきっかけを掴めたとしても、評価されない可能性が高いです。 本気で芸能人を目指していて、長い下積みに耐える覚悟があるのであれば、自分の能力を常に向上させられる場所で下積みをするのが1番です。
例えば、俳優や女優を目指す場合は、劇団に入団することなどがあります。それは演技をする際には役作りが必要になるため、劇団に入団することで自分の演技力や集中力を向上させることができるからです。更に劇団に入ると照明スタッフや舞台の小道具を作るスタッフなどとの関わりもあり、チームワークも重要になってくるため、演技力向上だけではなく、作品を完成させる過程についても学んでいく事ができます。

2つ目は、養成所に入りレッスンを受けること
芸能プロダクションが運営している養成所に入り、レッスンを受講するといった方法もあります。しかし、芸能プロダクションの養成所であればどこに入っても良いというわけではなく、悪質な芸能プロダクションの場合はレッスン料のみを支払わせて、所属しているタレントを売り出さないという事もあります。その為芸能プロダクションを選ぶ際は注意する事が重要です。
もし所属することそのものを目指しているという場合は、レッスンの種類が豊富で芸能人として活躍するためのきっかけをつかむ事のできる機会が多い、大手の芸能プロダクションに所属するのがいいでしょう。
中には、事務所に所属する事なく個人で一般公募のオーディションに応募をするといった人もいますが、個人で行う場合には自分でオーディションを探したり製作会社に出向かなければならなかったりと営業をしなければいけないことがデメリットです。そうなるとスケジュール管理や、営業の精神的・肉体的な辛さに耐えられるかどうかが重要になってくるので、やはりプロダクションに入ることをオススメします。

まとめ

下積み時代には積極的にオーディションを受ける事が重要です。自分が望んでいない役柄の仕事や、役名もないエキストラなどでも、依頼された場合はプロとして仕事をこなさなければなりません。芸能人として活躍していきたいのであれば、1つ1つの小さな仕事の積み重ねを大切にしていくことや、我慢や努力をする必要があります。 しかし、ここで紹介した通り、芸能界1本で生活していくためには、芸能人の下積み時代にはエキストラで演技の実績を積み、アルバイトで生計を立てるだけではなく、有名芸能人になるためのきっかけを掴むことが最も重要になってきます。そのため、まずは望んでいない仕事でも積極的に引き受け、その合間にアルバイトで生活費を稼ぎながら、役を限定せずに可能な限り多くのオーディションに参加していきましょう。