歌手のオーディションで合格したい!オーディションで重要なこと
「歌う事が好きで、歌を歌う仕事がしたい!」
でも歌手になるには何をしたらいいのか?オーディションはどのような物を受ければいいのか?そんなことで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、
・歌手のお仕事とは?歌手のオーディションの流れ
・歌手のオーディションに合格するコツ
・人気歌手になるためにするべきこと
を詳しくご紹介していきます。
きっとこの記事を読み終えたとき、あなたは今よりももっと歌手になりたい!という夢に近づいているはずです。
歌手の仕事内容とオーディションの流れ
まず、歌手の仕事内容とは?
歌手は歌うことを仕事にしている人のことをいいますが、そんな中で一口に歌手といってもジャンルは様々なものがあります。例えば、
・一人で活動するソロ歌手
・バンドやユニットを組んで活動する歌手
・アイドル性を重視したアイドル歌手
・声楽を学んだオペラ歌手
・演歌歌手
など、歌手として活躍している人はたくさんいます。歌手としての活躍の場は大きく分けて2パターンあり、
・テレビにはほとんど出演する事なく歌を歌う事に専念している歌手
・テレビなどで露出を増やして人気を集めている歌手
がいます。活躍する方法はその人たちのキャラクターやイメージによっても変わってくるかもしれません。
次に、音楽業界の仕組みについてご説明します。音楽業界は、主に3つのの組織でできています。その3つの組織と歌手との関係性を順にご説明していきます。
①プロダクション
歌手とマネジメント契約を結びます。
歌手自身のブランド力を高めたりプロモーション行ったりといった『歌手を育成のための組織』です。
②レコード会社
歌手と録音契約を結びます。
CDの制作・販売・プロモーションといった『CDを売るための組織』です。
③音楽出版社
歌手と著作権契約を結びます。
楽曲の録音権・演奏権・譲渡権など主に『著作権などの権利を管理する組織』です。
オーディションはこれらの組織のうち、①プロダクション、②レコード会社が開催しています。歌手になるということは、これらの組織に所属してプロモーションを受け、ライブ活動やCD販売、企業CMなどの楽曲を歌うことにより収入を得ることになります。
次に、オーディションの流れについてご説明します。まず歌手のオーディションには、大きく分けて2種類あります。
オーディションの種類
・レコード会社主催のオーディション
・プロダクション主催のオーディション
これらのオーディションは、主催が異なるだけでオーディション内容はほぼ同じです。開催されるオーディションは多いですが、受けたからといって必ず歌手になれるとは限りません。歌手になるための基礎を学びながら、業界と強い繋がりがあるプロダクションに入ることが、歌手になる一番の近道といえるでしょう。
オーディションの流れについて
オーディションは以下の順で進められることが一般的です。
①書類審査
↓
②自己PR・実技
↓
③合否発表
では、それぞれ詳しく説明をしていきます。
①書類審査
オーディション用履歴書に自分のプロフィールなど基本事項を記入します。
・氏名や年齢などのプロフィール
・志望動機
・自己PR
これらを記入したらオーディション先に応募します。
②自己PR・実技
書類審査に合格する事ができたら、次は審査員に向かって自分の歌を披露します。緊張してしまうかと思いますが、自分らしさを100%発揮して臨みましょう。自己PRでは歌を披露する以外にも、あなたの趣味や特技を発表する事になります。歌だけではなく、何か自分の好きなことをアピールしましょう。
・審査員の印象に残るように
・他の受験者と差がつくように
この2点がポイントですので、考えて挑んでみてください。
③合否発表
オーディション後、2週間以内に可能性を感じた人にのみ連絡というスタイルが多いです。オーディションに合格することで、歌手への道を一歩踏み出す事ができます。
歌手のオーディションに合格するコツ
オーディションに合格するためには重要な選曲のポイントがあります。
歌手のオーディションでは、選曲次第で合否が分かれてしまうと言われるほど選曲は大切なものになってきます。選曲のコツは自分に合った曲を選ぶ事です。
オーディションでは、いい曲や流行りの曲を選べばいいというわけではなく、自分に合った曲を歌い、いかに審査員の目に留まることができるかが大事です。自分に合った曲を選ぶコツは、まず自分の声を知ることです。
カラオケやスタジオで練習をしている場合は、毎回録音して自分の声を聞いてみましょう。歌っている時にはわからないですが、後で聞く事で自分の声の中でも聞いていて良いと思うポイント(音域)が見つかるはずです。
その音域を最もよく使用している曲(歌っていて気持ち良い曲)が、あなたに合っている曲と言えます。
歌っていて高音や低温に無理がなく、自分が歌いやすい音域の歌を選ぶ事がポイントです。
しかし、オーディションで気を付けたいポイントもあります。
それは、「クセが強すぎる歌い方」や「誰かの真似をしないこと」です。緊張で声が震えてしまい普段通り歌えない時もあると思いますが、やはり意識として大切なのは自分らしさを伝える事。そして、自分の強みを最大限に表現し、目の前の審査員に伝える強い気持ちが必要です。
なぜならレコード会社やプロダクションは「新たな人材」を探していて、既にいるアーティストに似ている歌声よりも、あなた本来の歌声を聴きたいと思っているものなので、本物に寄せようとしたり上手く歌おうとせず、自身の声で表現し、歌を披露しましょう!
オーディションを勝ち抜く歌唱方法
声の出し方がきちんとできているかどうかは、数多くの応募者を見てきた審査員にはすぐに見抜かれてしまうので、きちんとし声の出し方が出来ているというだけで、合格する可能性は大きく上がります。
いくつか歌唱方法がありますので、これらをオーディションまでにできるだけ習得しておきましょう。
・地声
チェストボイスともいう。
無理なく普通に喋る時と同じくらいで出す声。
・ファルセット
芯のない裏声。
息が多く優しい印象。
・ビブラート
周期的に揺れた声。
・ウィスパーボイス
囁くような息の多い声
・ヘッドボイス
ミドルボイスともいう。
強くて芯のある裏声
これら5つの正しい歌い方のコツを抑えておくことができると、自分の自信にもつながる上に歌が歌いやすくなったり自分の声が扱いやすくなるので、ボイストレーニングなどで身につけておくのも良いでしょう。
続いて、もしあなたが審査員だったら、どこに注目しますか?
「歌手として活躍していけるか?」
「人気を集めることができそうか?」
「人として信頼できるか?」
そういった所を見るのではないでしょうか?決して歌手として完璧な人を求めている訳ではなく、
・社会人としてのマナーはちゃんとあるか
・挨拶をしっかりすることができるか
・歌に対して情熱を注ぐ事ができる人か
・人気になりたいという気持ちはあるか
・安定した音程であり、歌に関して知識を持っているか
これらに当てはまる人は、きっと審査員の目に留まるはずです。
人気歌手になるためにするべき事は?
人気になるために、重要な事は個性を出す事です。個性を見出す3つの事について
好きなことをやっている人って、キラキラ輝いていて周りで見ている人も元気や勇気をもらえませんか?好きなことを極める事は、あなたが内に秘めた「魅力」を引き出すポイントにもなります。魅力的な人になれるように、「ワクワクできる自分の好きなこと」を、今ある人もまだないという人も見つけて極めてみましょう!
②周りから褒められる事は?
自分自身のいいところ、苦手なところの自己分析はできている人もいますが、自分が周りから自分がどう思われているか、どう見られているかはわからない人も多いと思います。
そこで、「周りの人が褒めてくれたこと」はあなたにとって自分をアピールする上でとても重要になってくるポイント!なのでまずは友達や家族など近くの人に、あなたの印象を聞いてみましょう。今まで自分では分からなかった自分の良さを発見できるかもしれません。
③周りからどんな風に思われたいか?
例えば、今の自分は、静かな印象を持たれているけれど、本当は周りを和ませ人気になれるような明るい人になりたい!など、そんな風に「理想の自分像」を持っていますか?
あるのであれば今の自分と理想の自分の差は何か?どうすればその理想に近づくことができるのか?人の前に立つ人には、人を惹きつける魅力が欠けてしまうと人気を勝ち取ることはできません。なので常に向上する気持ちを持ち、どんどん自分を磨いていきましょう!
今日からできる3つの習慣があります。
①ボイストレーニング
これは基本中の基本になりますが、ボイストレーニングは必須です。ボイストレーニングでは、基礎的な声の出し方で高音域もスムーズに出せるようになったりします。それから自分流の歌い方をしてしまうと喉を痛めてしまう事がありますが、トレーニングをする事で喉を傷めない歌い方などの独学だけで学ぶには限界のある、歌手になる上で必要な技術を学ぶことができます。もちろんお金はかかってしまいますが、将来プロの歌手を目指しているならボイストレーニングは受けておくべきです。
②体力作り
歌を長時間歌い続けるためには、体力や筋力が必要です。ロングトーンを出し続けるためには基礎的な歌唱方法が必要であったり、ライブ時には思っている以上に体力を消耗してしまうので、長時間歌う事に耐えられるよう、持久力をつけるためにもランニングを行い、筋トレや体幹トレーニングを行い歌うための体づくりをしましょう。これだけでも格段に歌いやすさは上がります。
③感情を磨く
歌にはイマジネーションも必要になってきます。イマジネーション力を養うには「読書」をする事ががオススメです。漫画などではなく、活字だけの本を読むことで、歌詞を見た時にそのストーリーのイメージを自身の頭の中で膨らませることができる力がつくので、いいトレーニングになります。いずれ作詞をしたい、といったときにも大きく役に立つでしょう。
読書だけでなく、「映画」や「ミュージカル」を日常的に鑑賞することも、豊かなイマジネーション形成するために意識的に行っていくと効果的です。歌には現実的な要素もありますが非現実的な描写があるものもあります。そのため映画やミュージカルといった非日常を手軽に体感できるツールは、あなたの想像力や感性を研ぎ澄ましてくれるきっかけになります。
まとめ
まずはあなた自身がどんな歌手になりたいのか?理想の歌手像を明確にしましょう。歌手になってどうやって歌っていきたいのか?まずはその気持ちを固めるためによく考えてみましょう。その思いと合うな、と思えるレコード会社やプロダクションを選んで、オーディションに臨みましょう。
自分は歌手になれるのかどうかとオーディションを受ける前から不安になることはありません。人の前で歌いたい、自分の歌で表現したいという強い気持ちがあれば、必ず道は開けてきます。
あなたの夢への第一歩を踏み出すためにも、選んだ所でオーディションにトライしてみましょう!